3月 23

【特定アジア】日中朝ともに毒された儒教こそが、問題の根源だ


韓国済州島で秋に行われる儒教の儀式清朝も初期の頃はともかく、この頃になると中国化が進み、“儒”の秩序を重んじるようになる。以前までの諸王朝の前例に鑑み、自分たちこそが“華”だと思うのは当然の流れだった。

朝鮮は先ほども触れたように、発祥の中国の体たらくを目の当たりにして、自分たちこそが本場、“華”だと思ったし、日本にいたっては、中国冊封下にないだけに、余計に独立心が強く、自分たちこそが“華”だと思った。

隷属させた琉球に朝貢させたり、朝鮮通信使を朝貢のようなものと位置づけていたのも、日本の“華”に対して、その威を恐れ恐縮し、周辺の“夷”がわざわざ来貢してきた、そう思いたい、そう思うことで、日本なりの華夷秩序が実現すると信じたわけだ。 >>続きを読む

3月 16

【特定アジア】日中朝、いずれも自分たちが“中華”だと思っていた時代


清王朝の創始者であるヌルハチ。清太祖天命皇帝朝服像(北京故宮博物院蔵)漢民族の王朝である宋(960年-1279年)は北方の異民族の脅威におびえ、最終的にはモンゴル族によって滅ぼされる。モンゴル族の王朝が元(1271年-1368年)だ。

その元は、漢民族の明王朝(1368年-1644年)によって取って代わられることになる。しかしその明王朝も、異民族である女真族によって滅亡し、女真族が清王朝(1644年-1912年)を打ち立てる。

こうみていくと、宋以降、明が例外で、中国本土はほとんど漢民族ではない異民族が主役になっている。

これを“儒”の考えで解釈すると、華夷秩序が成り立たなくなるのは言うまでもない。夷が華に取って代わられている状況だから、根本的に矛盾する。もっとも、清王朝も時代が流れると、自分たちが華だと思う、いわゆる中国化が進んでくる。 >>続きを読む

3月 12

イランは世界からどう見られている? ネガ評価目立つが宗教的親近感も


BBC2012年調査 世界に良い影響を与えている国 イランは日本や世界からどう見られている?「世界に良い影響を与えている国」として、イランは日本を含む世界にどう見られているか。ぱっと見た目、グラフとして、やはり青色の部分が目立つ。つまり、多くの国がイランに対して、ネガティブ評価を行っていることになる。

また、傾向としては北朝鮮に対する評価と似ている。まず、米国、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スペインなど欧米国の評価が極めて悪い。他国に対する評価として、欧米国に追随しがちな韓国もイランに対するネガティブ評価が8割弱に達している。また、イギリスとの特殊な関係から、オーストラリアも同じく80%に達している。 >>続きを読む

3月 11

<ONE PIECE>ヒットの理由は悪魔の実?の分析記事が、ひどい件


 超造形魂 劇場版ONE PIECE FILM Z (決戦用戦闘服) (BOX) 「まんたんウェブ」が掲載した1万人アンケートで産業能率大が分析した記事について。

1万人規模で調査を行うことは良いと思うし、それぞれのキャラクターの人気度合いも測れるだろう。ただ、記事の中に現れている結果や分析だけで、下記の結論が出るのは非常に違和感があるのは筆者だけではあるまい。

    小野田准教授は、「ワンピース」のヒットの理由について、「悪魔の実が相乗効果となって、キャラクターの魅力を高めている。また、『ドラえもん』の『ひみつ道具』のように、物語とは別に、次はどんな悪魔の実が出てくるのだろう?と尽きない興味がそそられる。さらに、先天的な能力と生い立ちや性格や悪魔の実が掛け合わせることによって、バラエティー豊富な世界観が描かれてリアリティーとなっている」と分析。

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3月 09

【特定アジア】東アジアのルール“儒”とその華夷秩序


前回までに紹介した1800年ごろの東アジア情勢。

なぜこんな偽りだらけの、だましだましの、よく言えば“大人”の関係だったのか。答えは“儒”だ。

紀元前に孔子が創始し、発展してきた“儒”はこのころの東アジアの唯一のルールであったといえる。

“儒”は簡単に言ってしまえば、親(並びに祖先)に対する孝と、臣下の君に対する忠を中心とした、社会という範囲で言えば士農工商の内なる秩序と、自分と他という意味での外に対する華夷秩序(自分が中心という意味での華、それ以外は野蛮人・夷としての他)を統合し、これを強化維持していくことで社会的安定を図り、統治システムの柱にするということ。 >>続きを読む